昔ある村に「三年とうげ」と呼ばれ恐れられた峠がありました。
そこで転んだら3年しか生きられないというので、みんな注意して歩きました。
ところがあるおじいさんが転んでしまったのです。「わしはもう3年しか生きられない」と嘆き悲しみ、
病気になってしまいました。
そこへ別の男の子が現れ「もう一度峠へ行って、今度は10遍でも20遍でも転べばいいですよ」と言いました。
「逆に考えれば1遍転べば3年は確実に生きられるということ。それなら転ぶほどその分長生きできますよ」と。
おじいさんは言われた通り、三年とうげに行き、わざと転げ落ちました。
そうすると不思議なことに病気が治り、すっかり元気になったということです。
このおじいさんは幸せに長生きしたということです。
物事は受け取り方次第です。
ピンチの裏には同じ量のチャンスが用意されているものです。
下るということは、登る為にあるのです。
何事にもポジティブにとらえ、プラス思考でいきたいものです。
熊野市駅前校Principal 美ノ谷泰孝