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未来を担う きみたちに贈る先輩からのメッセージ

三重大学学長×coo対談

学びによって 自らを変革する

グローバル化=「英語重視」ではない

伊藤:

人口減少や少子化、AIの普及による産業構造の転換など、社会情況は大きく変化しています。駒田学長は、こうした時代を生き抜くため子供たちにはどのような能力やスキルが必要だとお考えですか?

駒田学長:

技術革新で人間の仕事が無くなることは今までもありましたが、今回は大規模です。しかも現代は時代のスピードが速く、古い知識は実社会ではすぐ陳腐化してしまう恐れもあります。
そこで大切なのは、新しい知識・技能を自ら主体的に学ぶ力、つまり本物の学力を持った、自己変革の意欲に富んだ人間になることです。そのためには、ベースになる知識・技能をしっかり身につけるとともに、その先に進むための能力、つまり自分で物事を考える力・新しい価値を生み出す力・新規に何かを開発できる力を身につけることが必要です。
ダーウィンは言いました、「生き残る者は強い者でも賢い者でもない、それは変化できる者である」と。人生100年と言われるこの時代、新しいことをどんどん学び直せる姿勢がとても大切です。多様で幅広い可能性を持った、自分自身を能動的に改革できる人財になってほしいと思います。

学ぶ行為によって人としてたくましくなる

伊藤:

そうすると、今の小・中学生、高校生には、さらに高度な知識・技能、それらを主体的に身につける姿勢など、多くのことが求められることになりますね。大学に入るまでにひたむきに勉強する姿勢が、大学で、そして社会に出て人生を生き抜くうえでの基礎体力になります。そうした基礎体力を作るうえで、駒田学長は何が必要だとお考えですか?

駒田学長:

まずはこうなりたい、こうしたいという志でしょう。自分のなりたいもの、したいことを真剣に考える。でもそれが難しい。あらゆる機会を使って自分の志を探し続けることが必要です。
ただ一方で、大学は受け身で勉強する所ではなく、専門的な学問をするところです。そのためには、基礎技能をきちんと身につけておかないといけない。それは「温室」では育たない。努力研鑽に対する報いや評価を厳しく受けることも必要で、競争はあってしかるべきだと思います。志を持つ。そして、ライバルとの競争に打ち勝てる基礎学力を身につける。これらを互いに強め合えるような学習環境が理想的です。

伊藤:

eisuは「受験を通して人生を学ぶ」という理念のもと、知識・技能を基礎に思考力・判断力・表現力といった学力=「認知能力」と、課題発見力・解決力やPDCAを実行する力など=「非認知能力」とは、互いに刺激し合って相乗的に発達するものだと考えています。先生のお話しをお聞きすると、私たちにできることは多いと感じます!

駒田学長:

学ぶ行為そのものによって、人としてたくましくなる。学びというものをそう広くとらえたいですね。

『三重ファースト』を目指す

伊藤:

では最後に、駒田学長から三重の人たちにアピールとメッセージをお願いします。

駒田学長:

三重大学は、『三重ファースト』をモットーとしています。三重にいい大学がある、いい企業がある、魅力がある、そして世界の人に三重を好きになってもらう。そういう事業に貢献したいと思います。
三重大学は、5つの学部、6つの大学院研究科が1つのキャンパスにある総合大学として真の総合教育を提供できる、全国的に見ても優れた環境を持った大学です。例えば、工学部では来年4月から改組で1学科になり、学部修士一貫コースの導入、医学部では昔の一方的な講義形式から週2回チュートリアル教育・グループ学習の取り入れなど、制度・教育メソッド全体において積極的な自己改革に取り組んでいます。教育内容は全国のどこにも負けません。「三重の外は海外だ!三重から世界を目指せる!」そう思っています。教育を通じて三重を良い方向に変えていく、それが私たち三重大学の使命です。

伊藤:

eisuは、貴校のような大学を目指す多感な子供たちをお預かりする立場として、大きな責任があると感じます。互いに立場を超えて協力し、教育を通して三重という地域を盛り上げていきたいと思います。

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